整える時間であって、鍛える時間ではない

疲労が溜まっている中で強度を上げすぎると、パフォーマンス低下や怪我のリスクにつながります。 一方で、何もしなければ身体が重くなり、キレも落ちていきます。

大会中のトレーニングは、鍛える時間ではなく、状態を整える時間です。 どの選手に、どの強度で、何を行うかを見極めることが大切になります。

見るべきポイント

股関節、胸郭、肩甲帯の動きを確認する
投手は肩肘だけでなく、下半身・体幹との連動を見る
野手は走る、投げる、打つための出力を落とさない
疲労が強い選手には、無理な負荷をかけない

試合前は活性化、
試合後は回復を目的にする。

短時間でも、目的を明確にすること。それが、大会期間中のトレーニングで最も大切な視点です。

感覚だけでなく、数値で見る

vitruve、enode、Ancore、InBodyなどを使い、感覚だけでなく数値で状態を見る。 今の身体で、どの強度まで上げていいかを判断すること。それができる環境があるかどうかで、大会中の過ごし方は大きく変わります。

大会フェーズ別、強度の考え方

フェーズ目的強度の目安
大会数日前疲労を抜きつつ、動きの感覚を保つ低〜中強度。量は絞り、質を優先
試合前日神経系の活性化短時間・高速・低負荷の動き
試合当日(試合前)動ける状態への切り替えごく軽いアクティベーション
試合当日(試合後)疲労回復・興奮状態の沈静化軽いストレッチ・呼吸法中心
連戦の合間疲労を残さない範囲での状態維持個人差が大きいため、数値で都度判断

※これらはあくまで目安です。選手の疲労度、既往歴、大会の進み具合によって、実際の強度は個別に調整します。