冷やす、戻す。2つの役割

水風呂は熱感を落とし、温浴は血流を促しやすくします。 交代浴は、この冷却と温熱を切り替えることで、練習後のだるさや脚の重さを翌日に残しにくくするための、 リカバリー戦略のひとつです。

交代浴と、緊急対応は分けて考える

ただし、暑熱下で体温が高い状態や、熱中症が疑われる場面では、温浴を入れるのではなく、 まず冷却と安全確保を優先します。

交代浴は疲労回復のためのケアであり、
緊急対応とは分けて考える必要がある。

交代浴を使う判断基準

交代浴は、練習後のリカバリー手段として使う
暑熱下で体温が高い、ふらつく、返事がおかしい場合は温浴を入れない
熱中症疑いは交代浴ではなく、即時冷却と医療対応を優先する

「とりあえず冷やせばいい」「とりあえず温めればいい」ではなく、選手の状態を見て、 今どちらが必要かを判断すること。これが、交代浴を安全に活用するための前提になります。

基本的な進め方の目安

交代浴のやり方には様々な流派がありますが、現場で取り入れやすい基本的な進め方の一例を紹介します。

ステップ内容目安時間
1水風呂(冷却)1分程度
2温浴(血流促進)2〜3分程度
31〜2を数回繰り返す合計10〜15分程度
4最後は水風呂で終える炎症を抑える目的の場合

※水温・時間は環境や個人の耐性によって調整が必要です。心臓に疾患がある場合や体調不良時は使用を避けてください。